きみはいい子。
土曜日にDVDを借りに行ったら、レンタルが開始されていました!
じゃじゃーん「きみはいい子」
私の大切な親友、呉美保監督の4作目の作品です。私は、試写会にて鑑賞させて頂きました。
きみはいい子 | |
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監督 | 呉美保 |
脚本 | 高田亮 |
原作 | 中脇初枝 |
製作 | 星野秀樹 |
出演者 | 高良健吾 尾野真千子 池脇千鶴 高橋和也 喜多道枝 黒川芽以 内田慈 松嶋亮太 加部亜門 富田靖子 |
児童虐待という重いテーマを題材としながらも、一筋の希望が見いだせるような作品です。
「人を愛する」ってどういうことなんだろう?そんな普遍的なテーマをもとに綴られ、ベストセラーとなった中脇初枝の同名短編小説を映画化。監督は『そこのみにて光輝く』でモントリオール世界映画祭の最優秀監督賞を受賞した呉美保。
誰かに愛されること、それは傷みに気付いてもらえること、手を差し伸べられること、認めてもらうこと、褒めてもらえること、抱きしめられること―。 本作は、様々な人が抱える悩みや苦悩の中に、一筋の希望の光を描くストーリーテリングで、「愛」という漠然とした概念にハッキリとした輪郭をもたせてい る。「愛とは何だろう?」と悩める人におすすめの一本だ。
これは恋愛ものではなく、あくまで人間ドラマですが根底にあるのは「愛」です。
「人はだれかによって傷つけられたりするけど、だれかによって救われる」
彼女が言っていた言葉。
結局、よくも悪くも誰かを介して人は生きてるんですね。
この撮影時、呉監督は妊娠中で、公開直前に男の子を出産しました。
大きなおなかを抱えての撮影、そして母親になる過程での撮影。
いろんな想いをのせて出来上がった作品は、どこかドキュメンタリーちっくなとても不思議な映画になっています。実際、映画の途中のある箇所はアドリブでカメラを回すだけという手法で撮影されており、役もセリフもなく全てがリアルです。
人に対してできるだけ愛を持ち合わせていよう!そう思える映画でした。なかなかに難しいときもあるけれど。
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